ポルチーニ直径15センチはあるポルチーニ、「キノコそのものを味わってもらうには、ソテーが一番」と店の主人のカテリーナ叔母さんが料理をしてくれましたのは1996年9月初旬のことでした。私はイタリア語が全く出来ませんので、店を手伝う息子さんが英語に訳して呉れたのです。店の名を失念してしまいましたが、ローマ・テルミニ駅の近く、日本大使館の斜向かいに位置する店で、ランチ時は結構混み合うのだそうです。 一般の旅行案内書にこの店は載っていませんが、ローマ在住の日本人の方から紹介されましたので、味の方は保証付きです。 官庁街である為か、夕方はそれ程混んでいませんでした。店の入口近くに大きなフンギ・ポルチーニ(ポルチーニ茸)が木の箱に入れて置いてありました。 私は茸を焼いたり・炒めたりして食するのが好みで、日本でも生椎茸を焼いて醤油に浸けて食べたりしますので、お任せしました。 ニンニク風味のオリーブオイルでソテーしたポルチーニは、エキスが口中に広がり、何とも美味しいものでした。 秋の味覚、イタリアやフランスでマツタケのような存在なのが、ポルチーニでローマ空港でも乾燥させたポルチーニが、土産物として高い値段で売られていました。 フランスではセップと呼ばれるポルチーニは、ヨーロッパ人にとって “キノコの王様”、マツタケと同じく栽培出来ず、天然ものしかありません。 従来、日本に輸入されるポルチーニの多くは乾燥ものだった。それが最近、空輸で入ってくるようになり、旬の生ポルチーニを味わえる店が増えたと言われています。 ジャンル別一覧
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